海外出張(韓国:釜山港、光陽港)報告

平成19年1月14日より2泊3日で、韓国(釜山港・光陽港)へ出張して参りました。
わが国の港湾施策の展開を考える上で、軽視することの出来ない韓国の主要港への出張であり、非常に有意義な3日間でありました。
以下に、その背景と出張での様子をご報告致します。

アジアの港湾においては、自国の経済発展とともに主要港においてターミナルの大型化や効率化が進み、大きく躍進しております。
そのような状況において、わが国の港湾は相対的に地盤沈下が進んでおり、特に輸出入貨物のうち2割弱は釜山港や香港港等アジアの主要港湾を経由して、輸送されるようになっております。
その結果として、時間とコストがかかるようになり、産業の競争力が低下しつつあります。

このような状況に対応するため、わが国のコンテナ港湾の国際競争力を重点的に強化するため、スーパー中枢港湾として京浜港(東京港・横浜港)、伊勢湾(名古屋港・四日市港)、阪神港(神戸港・大阪港)を指定し、アジアの主要港に匹敵するコスト・サービスの実現を目指し、様々な施策を官民連携のもとで展開しております。

コスト・サービスの提供、大規模ターミナルの整備などにおいて先行している韓国の釜山港におけるソフト・ハード面での取り組み参考にし、また北東アジアの連携を図るため韓国政府の釜山地方海洋水産庁長等、多数の関係者との協議を行い、あわせて実際の現場を視察して参りました。なお、国土交通省大臣官房技術参事官(港湾担当)の林田氏、総合政策局政策課長の石井氏、秘書官の成川氏が日本より同行致しました。

 

1月14日(日)

朝11:00の便で成田空港を発ち、13:00過ぎに韓国釜山空港に到着致しました。そこから、休む間もなく第一の調査地である「韓国MCCロジスティクス株式会社 物流センター」に向かいました。

韓国MCCロジスティクス株式会社 物流センター

三井物産と韓国企業の合弁会社であり、大規模な倉庫を有し、日本向け貨物の中継点にもなる一大センターです。世界各国から少量・多品種の貨物を集め、仕分け・整理し、日本の地方の港湾に輸送しているとのことです。

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国際フェリーによる輸送状況

次に韓国と日本(特に西日本)の間のフェリー輸送の状況を調査するため、高麗フェリー株式会社、釜関フェリー株式会社を訪れました。ここでは、先方の社長等から日韓間の輸送状況と韓国側の要望をお伺いし、現場もご案内頂きました。
また、実際にフェリーの中までご案内頂いて荷役作業状況を目の当たりにし、その中で日本ナンバーのトラックを見つけることが出来ました。

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1月15日(月)

この日は釜山から直線距離にして140km以上離れたお隣にある「光陽(クァンヤン)」港を訪れるため、まだ日の昇らぬ早朝にホテルを出発し、一路光陽へ向かいました。

光陽港

光陽港に近づき、まず目に飛び込んできたのは広大な土地と真新しい港湾施設でした。そのような光景に驚きながら、光陽港を管理運営している勧韓国埠頭公社(KTCA)を訪れました。KCTAでは、理事長のチョン・イギ氏にお出迎え頂きました。

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釜山港

次に韓国最大の港であり、世界第5位のコンテナ貨物取扱量を誇る釜山港を訪れました。
まず、釜山港を管理・運営している釜山港埠頭公社(BPA)を訪れ、キム・ソンヨン副社長から説明を受け、意見交換を行いました。
その後BPAの案内で船に乗り、釜山港港内を一周し、現場視察を行いました。

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釜山地方海洋水産庁表敬

韓国政府では海洋水産部という組織が港湾を管轄しておりますが、その最大の地方組織である「釜山地方海洋水産庁」を表敬訪問し、イ・インスー庁長と対談を行いました。その中で、日韓間の港湾連携の重要性について改めて確認し合いました。

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夜間荷役状況視察(釜山港シンザンテコンテナターミナル)

釜山港は非常に貨物量が多く、効率的なサービスを提供するため、24時間荷役・24時間ゲートオープンをしております。夜間の荷役状況を自分の目で確かめるため、21:30頃に釜山港シンザンテコンテナターミナルを訪れました。ターミナル会社のキム・イジ社長から説明を受け、多くの船が着き、荷役を行い、多くのトラックが行き交っている夜間の荷役状況を視察致しました。

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1月16日(火)

あっという間に、海外出張の最後日となりました。この日は午前中に釜山市内から数10km離れた釜山新港を訪れ、午後には釜山港を船(ジェットホイル)で出発し、博多港に約3時間後に到着致しました。

釜山新港

最先端の施設・設備を備えた大規模コンテナターミナルを有する釜山新港では、ターミナルの整備・管理等を行う釜山新港株式会社(PNP)を訪れ、イ・チェヨン支援本部長と対談を行い、その後、ターミナル全体を視察致しました.。

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船(ジェットホイル)にて帰国(釜山港発→博多行)

釜山港と博多港を結ぶビートルという船(ジェットホイル)で帰国致しました。乗り心地は予想以上によく、わずか3時間で博多港に到着致しました。
博多港では韓国での対談内容、視察内容を踏まえ、博多港埠頭株式会社を訪れ、江頭社長等と意見交換を行いました。

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プロジェクト規模の大きさ、進行スピードに驚き、まさに音を立てて成長していくような「アジア」を経験し、肌で感じて参りました。